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韓国初の動物実験代替法センターの構想を歓迎します

ロンドン ― 韓国が、国内初の動物実験代替法の開発と評価のためのセンターを設立する。動物実験を代替するために、韓国、そしてグローバルに各国政府や科学者と協働しているヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル ( Humane Society International, HSI) は、センターの設立は、最先端の科学を実践するための韓国の能力を大幅に向上させるとしている。 化粧品の動物実験を終わらせるために HSI と Korea Animal Rights Advocates (KARA) により展開されている Be Cruelty-Free コリア キャンペーンは、キャンペーンが開始された 2012 年当初、韓国の代替法開発の能力を向上させることを、鍵となる戦略的目標の一つとして位置付けていた。 このセンターは 2016 年完成予定であり、完成後は、ブラジル、ヨーロッパ、日本及びアメリカにある同様のセンターと共に、動物を用いない試験方法の機運を盛り上げる中心的役割を担うこととなる。 プロジェクトには 1660 億ウォン (170 億円 ) が割り当てられ、センターは、動物の使用の代替、削減、改善につながるような、新たな微生物、細胞、組織及びコンピューターによるアプローチの開発に焦点を当てる。 HSI の研究・毒性学部門のディレクターのトロイ・サイドルは次のように述べている。「我々の Be Cruelty-Free キャンペーンにおいて優先順位の高い目標が韓国政府により実施され、うれしく思っています。現代的かつ人間に適用できる研究や試験の整備に対する韓国の投資を増やすことは、化粧品や化学物質の安全性試験や生物医学研究の動物実験の代替を促進します。韓国の新たな化学物質の規制である K-REACH や、ヨーロッパにおける新たに動物実験がされた化粧品の販売禁止などにより、時間がかかり、かつ高額で、多くの場合信頼性の低い動物実験を、もっと高度な技術に代えることが大変重要になってきます。」 韓国において、動物を用いない試験方法を開発・評価できる施設の数は限られている。世界的に見て、化粧品や化学物質の安全性評価に関する規則では、従来の動物実験ではまかなえないような時間の制約と精度を要求される。例えば、韓国における欧州連合の

ヨーロッパにおいて、犬などの何千もの動物が、残酷な化学物質の試験から救われる

フランス、ストラスブルグ – ヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル / ヨーロッパは、何万匹もの犬、ウサギやげっ歯類を、苦痛を伴い死に至る化学物質の試験から救う、食品用途以外の殺虫剤、すなわち殺生物剤に関するヨーロッパの法改正を祝った。 現在、防虫剤や抗菌剤等の製品に使われる殺生物剤の化学物質一つのための試験で、最大 6,000 匹もの動物が犠牲となる可能性がある。 [ 1]. HSI ヨーロッパが率いた 2 年間の熱心なロビー活動のおかげで、ヨーロッパの関係機関は、悪名高い、試験期間が一年間の犬を用いた試験を廃止することを含め、殺生物剤の動物実験の要件を最大 40% 削減することに同意した。 [ 2]. 動物実験を終わらせるためのキャンペーンをぜひご支援ください。 ヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル / ヨーロッパの研究・毒性学部門のディレクターのトロイ・サイドルは次のように述べている。「ヨーロッパの今後の殺生物剤の規制を通して、要件を満たすのみの動物実験からより現代的で効率的な安全性評価へのアプローチに近づくような、前例のない移行を達成することができました。 EU の政治家の、より人道的で 21 世紀にそぐう安全科学への支援は、称賛されるべきです。」 動物実験に関する勝利: · 12 か月の、犬を用いた試験は廃止 · ウサギ等の動物を用いた経皮、吸入、経口急性毒性試験は厳密な要件ではなくなった · 4 割から 7 割の動物の使用を削減する、皮膚アレルギー、出生異常、不妊問題やその他の健康被害に関する試験方法や戦略が、世界で初めて法的に認められた · 2 種類以上の動物または暴露経路もしくはその両方からの、体系立てられた移行 · それぞれ別の動物実験を実施せずに、二つ以上の毒性評価を一つの試験で同時に実施するよう企業に奨励する新たな条文